7日午後0時半ごろ、那覇市中心部の市役所本庁舎内で、金色のスーツケースが置かれているのが見つかった。市には前日の朝、文化施設に対する爆破予告のメールが届いていたことから110番通報し、業務を一時中断。庁舎内にいた職員や来庁者ら1千人以上が、近くの小学校に一時避難した。

 市によると、不審物は1階の案内所カウンター下で見つかり、沖縄県警の爆発物処理班が出動した。県警によると、その後持ち主が判明し、本人も立ち会って中身を確認。危険はないとして、午後4時ごろから市役所の業務を順次再開しているという。

 この日は沖縄市の2施設にも同様の爆破予告があり、市は予告時間前後の午後1〜2時に施設を閉鎖し、県警もパトロールにあたった。不審物は見当たらず、その後は通常業務を再開した。(棚橋咲月)