公明党は、党代表を選ぶ党大会を2年に1回の慣例通り、今年9月に開く方向で調整に入った。複数の関係者が明らかにした。年内の衆院解散を見据え、山口那津男代表(71)は続投に含みを持たせており、9選を果たす公算が大きい。

 山口氏は2日の記者会見で党大会について「9月で検討したい」と語った。

 2022年秋の党大会で山口氏が代表に8選され、次の党大会の開催はこの秋とみられていたが、山口氏が6月のラジオ番組で「秋に党大会を開けるかどうかは微妙」と発言。その際、9月の自民党総裁選後に衆院選が行われる可能性を挙げ、「(衆院選の)最中や前に突然(代表が)代わって党の力を結集できるのか」と述べ、党大会の時期をずらすことで、8期目の代表任期を延長させる可能性をほのめかしていた。