バドミントン男子ダブルスの保木(ほき)卓朗、小林優吾の両選手=ともに28歳、トナミ運輸=がパリ五輪に初出場を決め、保木選手が14日、富山県庁を訪ねた。「日本男子初の五輪メダル獲得が目標」と、決意を語った。

 出身は保木選手が山口県、小林選手は宮城県で、2人は福島県の中学、高校の同級生。2021年の世界選手権男子ダブルスで、日本勢として初優勝。翌年、一時は世界ランキング1位になった。

 保木選手は「東京五輪の出場はかなわず、今回は集大成。メダル獲得のチャンスもある。富山で練習に集中できている」と話した。急用で欠席した小林選手との仲を「遠征先でも同室(に泊まる)。奥さんより長い時間、一緒にいる」と笑顔を見せた。新田八朗知事は「(すでに)世界選手権などを経験されている。応援しています」と述べた。(小西良昭)