第106回全国高校野球選手権西東京大会(朝日新聞社、東京都高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が15日、東京都内であり、参加124チームの対戦相手が決まった。

 夏3連覇を狙う日大三はノーシードとなり、私武蔵と対戦する。今春の都大会準優勝の東海大菅生は松原と多摩大聖ケ丘の勝者と顔を合わせる。早稲田実は3回戦から登場することになった。

 大会はスリーボンドスタジアム八王子などで行われる。7月6日に神宮球場で開会式があり、熱戦は7日から始まる。順調に進めば決勝は28日に神宮球場で行われる予定だ。

■西東京大会の展望

 (前年優勝校 日大三 前年参加チーム数123)

 優勝争いの軸は、今春の都大会で準優勝した東海大菅生だ。関東大会3試合で5安打の上位打者・小上防(こじょぼう)登生(とおい)や高西航輝らが打線の要。上原慎之輔や小島葵ら投手陣の成長が鍵を握る。

 昨秋の都大会準優勝で、新監督率いる創価は高橋球児や井路端広明らの打撃が力強く、投手層も厚い。

 昨夏準優勝で左右の2投手を擁し、今春の都大会4強の日大鶴ケ丘、国学院久我山などが続く。

 大会3連覇のかかる日大三はノーシードから、地力のある早稲田実も上位進出をうかがう。昨夏4強で明大中野八王子から校名が変わった明大八王子もチャンスを狙う。(西田有里)