第106回全国高校野球選手権記念福岡大会(朝日新聞社、福岡県高校野球連盟主催)が6月29日、開幕した。翌30日には、試合が予定される4球場(北九州市民、筑豊緑地、久留米市、大牟田延命)でそれぞれ、小学生が始球式を務める。応募者の中から選ばれた4人の意気込みを紹介する。(中村有紀子、山本達洋)

 八女市立矢部清流学園6年・栗原瑞(みずき)さん 野球チームに入っていて、妹2人やお父さんと練習をする時もあります。ストライクを取れるように、全力で頑張ります。(久留米市)

 福岡市立名島小5年・吉岡昇士郎(しょうじろう)さん 始球式がある6月30日は、11歳の誕生日です。かっこよく投げ切る姿を、お母さんや祖父母に見てもらいたいです。(大牟田延命)

 須恵町立須恵第二小3年・稲永梨乃さん バットで打つ友達のかっこいい姿を見て、野球を始めました。普段練習している所より大きな球場で力試しをしてみたいです。(筑豊緑地)

 北九州市立高蔵小4年・宮川天優(まゆう)さん 一緒に野球をするという約束をかなえる前に亡くなってしまった伯父がいます。空から見守ってくれている、と信じて投げます。(北九州市民)