総務省が5年ごとに実施する住宅・土地統計調査の速報値が4月30日に公表された。和歌山県の空き家率は21・2%で、徳島県と並び全国で最も高かった。

 調査は2023年10月に実施。県建築住宅課によると、県内の空き家の数(別荘や賃貸の空き家を含む)は10・5万戸で、前回18年の9・8万戸から約7千戸増えた。

 県内の空き家率は高い水準が続いている。18年の調査では、山梨県の21・3%に次いで20・3%と全国で2番目に高かった。08年、13年では3番目に高かった。(松永和彦)