JR四国は7日、大型連休期間中(4月26日〜5月6日)の利用状況を発表した。新型コロナの5類移行後初の大型連休だったが、瀬戸大橋線では前年並み、主要3線区は前年比91%と伸び悩んだ。

 瀬戸大橋線の特急、快速列車の利用者は26万700人、主要3線区(予讃、土讃、高徳線)の特急は11万2400人で、それぞれコロナ禍前の2018年同期の90%、82%だった。瀬戸大橋線のピークは下りが3日、上りが6日だった。

 列車別では、特急「しおかぜ」は6日に強風で一部列車が運休した影響もあり、瀬戸大橋線区間でも前年比90%にとどまった。一方、同線の快速マリンライナーは106%と好調だった。

 主要3線区もJR5社それぞれの前年比(98〜105%)を下回っている。

 JR四国の担当者は、同社が予測していた利用者を下回ったとし、「全国的にも大都市間の移動が好調で、四国でも瀬戸大橋線より島内が少なかった。連休中に平日が3日あり、長期の休みが取りにくかったためではないか」と話している。(福家司)