米海軍佐世保基地(長崎県佐世保市)が13日、一般市民に開放され、交流行事「フレンドシップデー」が開催された。多くの来場者が米海軍や海上自衛隊の艦船を見学したり、音楽や飲食を楽しんだりした。

 基地司令官のマイケル・フォンテーン大佐は「約10年ぶりにメインベースで開催でき、うれしい」「佐世保は米海軍と海上自衛隊の両方の母港で、インド太平洋地域の安定へ、日々、共に働いているユニークな基地です」とあいさつし、「一つのコミュニティーとして一緒に催しを楽しみましょう」と呼びかけた。

 米海軍が公開した強襲揚陸艦アメリカでは、市民が行列をつくり、艦内や甲板上を見学した。海上自衛隊も護衛艦「こんごう」を公開。軍用犬や、エアクッション型揚陸艇「LCAC」(エルキャック)のデモンストレーションも披露された。(上沢博之)