12日に開催される安政遠足侍マラソン大会が今回で50回となるのを記念して、群馬県安中市はスバルとヤマダホールディングスの陸上競技部の選手がゲストランナーとして出場すると発表した。JR高崎支社は蒸気機関車(SL)C61を大会の時間帯に合わせて運行し、汽笛で選手を応援する。

 大会は12日午前8時、武家長屋前をスタートする。碓氷峠の森公園までの「関所・坂本宿コース」(約20キロ)には、スバル陸上競技部の小山司さん、川田裕也さん、ヤマダホールディングス陸上競技部の筒井咲帆さんらを迎える。今年新設された松井田支所までの「松井田宿コース」(約12キロ)には、ザスパ群馬アンバサダーの元プロサッカー選手清水慶記さんらが出場する。表彰式のプレゼンターには、落語界の真打ちに昇進した林家つる子師匠を迎える。

 関所・坂本宿コースの西松井田駅―横川駅間では、国道18号沿いの一部区間で電気機関車に牽引(けんいん)されたSLが並走し、汽笛でエールを送る。運行時間は大会に合わせるため通常のスケジュールとは異なり、高崎発8時52分、磯部発9時31分、停車しない西松井田駅は9時40分ごろに通過予定で、横川駅には9時54分着の見通しだ。

 JR高崎支社は沿道から選手を応援する人向けに手旗を作成し、高崎駅、安中駅、磯部駅、横川駅で配布している。(角津栄一)