次期衆院選の徳島1区に、三木武夫元首相の孫で、高橋紀世子・元参院議員の次男の高橋永(えい)氏(48)が立候補する意向を固めたことがわかった。16日、朝日新聞の取材に応じた高橋氏は、立憲民主党の公認を求めて同党県連幹部と複数回協議をしていると語った。

 高橋氏は東京都出身。2000年に神戸大を卒業し、23年まで博報堂で勤務。22年4月から約1年半、会社の制度を使って徳島で生活し、徳島大で政治などを学んだ。政治経験はないという。

 取材に「日本の未来に危機感を持っている。母が大切にしてきた徳島から、民主主義の再生に取り組みたいと考えるようになった」と話した。

 県連は今月中にも、高橋氏への対応を決める方針。高橋氏は公認を得られない場合でも、無所属で立候補する意向という。(相江智也)