2月26日、スーパーGT GT300クラスに参戦するPACIFIC RACING TEAMは、2024年の参戦体制について追加情報を発表した。すでに2月21日にGTアソシエイションから発表されたエントリーリストにその名が記載されていたが、新たに阪口良平のパートナーとして、冨林勇佑が起用されることになった。

 冨林は神奈川県出身で、2016年にグランツーリスモで世界大会優勝を飾り、eスポーツとリアルの両方で戦う異色の経歴のドライバー。スーパー耐久ST-3クラスでのチャンピオンやTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupでのチャンピオンなど数多くのタイトルを誇り、2022年にはGT300デビュー。その年の第3戦鈴鹿では表彰台も獲得した。

 そんな冨林は、2年間TEAM MACHでGT300マザーシャシーをドライブしていたが、今季はPACIFIC RACING TEAMに移籍し、メルセデスAMG GT3をドライブすることになった。ベテランの阪口とのコンビは非常に楽しみなところだろう。

 なおPACIFIC RACING TEAMは今回、『PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMG』の車名、荒木政臣総監督の就任を発表。第3ドライバー、さらに『ぶいすぽっ!』から選出される6名のタイアップメンバー、車両デザインについては今後発表するという。