アストンマーティンは、F1第5戦中国GPスプリントでフェルナンド・アロンソに、カルロス・サインツ(フェラーリ)との間で起きた接触への責任があるとして10秒のタイムペナルティおよびペナルティポイント3を科したスチュワードの決定に対し、再審査権の請願を提出した。これについてのヒアリングは、マイアミGPの金曜日5月3日に実施される。

 ヒアリングではまず、再審査を求める者が決定の時点で入手できなかった『重要かつ関連性のある新しい要素』が存在するかどうかに関し、証拠についての聴取が行われる。

 スチュワードが、そのような要素が存在すると判断した場合には、ヒアリングの第二部が開催され、新しい証拠をもとに、スチュワードの最初の決定について再考が行われることになる。

 スチュワードはアロンソに、チームと合意したドライビングスタンダートに関するガイドラインに従って、10秒の基準ペナルティを与えた。アロンソはリタイアしていたため、タイムに10秒加算されたが、リザルトに影響はなかった。

 そのため、今回のアストンマーティンの再審査請求の目的は、アロンソに科されたペナルティポイント3の取り消しであると考えられる。アロンソは、12カ月の間のペナルティポイントが6ポイントに増えている。各ペナルティポイントは、付与されてから12カ月で消滅するが、12カ月で12ポイントに達するとドライバーは自動的に1戦出場停止になる。