2024年F1マイアミGPの金曜、フェラーリのシャルル・ルクレールはスプリント予選で2番手、カルロス・サインツは5番手だった。

 ルクレールは、FP1での最初のランのターン16でスピンし、コース上で後ろ向きにストップ。マシンの向きを変えようとしたが、他のマシンが通過するのを待つ間にクラッチがオーバーヒートし、マシンから降りなければならなかった。そのため、ルクレールはFP1で3周走ったのみだったが、その後のスプリント予選では2番手を獲得。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の最速タイムから0.108秒差のタイムを記録した。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
FP1 20番手(1分32秒099:ソフトタイヤ/3周)
スプリント予選 2番手(SQ1=8番手1分28秒537:ミディアムタイヤ/SQ2=3番手1分27秒977:ミディアムタイヤ/SQ3=2番手1分27秒749:ソフトタイヤ)

(予選ラップでの)タイヤの準備を改善するためにこの数週間取り組んできて、その成果が見られたので、今日の予選には満足している。

 フリープラクティスでは計測ラップを1周しか走れなかったから、タフな予選だった。最初から全開でいかなければならなかったが、セッション最初から快適に走れた。

 明日のスプリントではプッシュしていくよ。今の段階ではレースペースについてはよく把握していない。でも、ペースが良くて、日曜に優勝のチャンスが十分あることを期待しよう。

(セッション後にメディアに語り)過去の2戦では予選が弱点だった。タイヤを適切なウインドウに入れられるようになるためハードワークをしてきて、それが報われたのでうれしい。



■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
FP1 3番手(1分28秒711:ソフトタイヤ/24周)
スプリント予選 5番手(SQ1=7番手1分28秒435:ミディアムタイヤ/SQ2=8番手1分28秒262:ミディアムタイヤ/SQ3=5番手1分28秒103:ソフトタイヤ)

 最高の金曜ではなかった。マシンの感触はセッション間で変化してしまい、スプリント予選で苦労することになった。ソフトタイヤでのラップはそれなりに順調にいっていたが、ターン17に向けて攻めすぎて致命的なミスを犯し、5番手に落ちてしまった。

 明日は何とかリカバーしたいね。(スプリント後には)グランプリ予選と日曜日のメインレースに向けてマシンのセットアップに取り組み、修正する機会がある。