◆ 「すべてが詰まった良いプレーでした」

 日本ハムは29日、オリックスとの試合(エスコンF)に1−0と勝利。両チーム合わせて7安打のみと手に汗握る投手戦となったこの試合で、日本ハム・田宮裕涼が守備で光った。

 3回に、持ち前の“ゆあビーム”で渡部遼人の二盗を阻止。5回には無死一塁の場面で渡部の犠打が小フライになると、あえてワンバウンドで捕球をして一塁へ送球し、まず1アウト。このプレーでスタートが遅れた一塁走者・紅林弘太郎は一・二塁間で挟まれてタッチアウトとなった。

 29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、田宮のこの頭脳プレーが話題に。番組に出演した笘篠賢治氏は「非常に冷静でしたね。セカンドに投げたくなるんですけど、周りが見えているからこそ、あそこで一瞬間をおいて一塁でまずアウトを取ろうと考えることができてますよね。それと、ここ最近ですが1点差のゲームを守り切れているということが非常に自信になっていると思いますね」と冷静な判断を高評価した。

 また同番組に出演した館山昌平氏は「9番打者にフォアボールを出した後だったんですよね。チームを救ったプレーでしたし、エスコンフィールドの天然芝の特性を活かして、しっかりと大事に捕球をしていますので、すべてが詰まった非常に良いプレーでした」とこちらも田宮のプレーを手放しで称賛した。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』