● 中日 1 − 12 DeNA ○
<5回戦・バンテリンドーム>

 DeNAは今季最多の12得点で大勝。このカード2勝1敗で勝ち越し、借金を「2」に減らした。

 ドラフト1位の度会が開幕27試合目で初めてのベンチスタート。組み替えた打線が中日先発・涌井にいきなり襲いかかった。初回、1番・桑原、2番・蝦名の連打で無死一、二塁の好機を作ると、3番・佐野の中前に落ちる適時打で先制。なおも無死一、三塁で4番・牧が、3号3ランを左翼席へ運び瞬く間に4得点となった。

 これだけでは終わらなかった。5番・宮﨑は左翼への二塁打、続く京田は投手強襲の内野安打で先頭から6連打。そのあと二死満塁となり、2打席目となった桑原の中前2点適時打で6−0とした。さらに、蝦名も右前適時打で続き7点目。涌井を2/3回でノックアウトした。代わった梅野にも襲い掛かり、佐野が2点適時二塁打を右翼線へ運び9−0。初回から9安打を集中し打者13人を送り込む猛攻を見せた。

 3回にも蝦名の左前適時打などで3点を加え、桑原と蝦名は3回で早くも猛打賞を達成。蝦名は5回の第4打席にも左前打を放ち、プロ初の4安打含む2打点をマークした。6回には7番・戸柱が中前打を放ち先発野手全員安打を達成。敵地で17安打12得点と打線が爆発した。

 今季初登板となった先発・石田健は、味方の大量援護にも気を緩めず立ち上がりから丁寧な投球。同じく今季初の先発マスクとなった戸柱とのバッテリーでテンポ良くアウトを重ねた。4回にソロ本塁打を浴びたものの、7回100球、6安打1失点、7奪三振無四球の快投。打線の援護にも恵まれ今季初登板を白星で飾った。