● 中日 4 − 9 阪神 ○
<9回戦・バンテリンドーム>

 中日のダヤン・ビシエドが16日の阪神戦で今季初安打を含むマルチ安打を達成した。

 18年に首位打者、最多安打のタイトルを獲得した経験を持つビシエドは今季、中田翔が加入したこともあり開幕からファームで過ごしてきたが、同日に今季初昇格を果たす。

 ファームで打率.316を残していたビシエドは同日の阪神戦に『6番・一塁』でスタメン出場し、0−6の4回二死一塁の第2打席、西勇輝が1ボール1ストライクから投じた3球目のシュートをセンター前に弾き返し、今季初安打を記録した。

 東海ラジオの制作でニッポン放送ショウアップナイターでも放送された16日の中日−阪神戦で解説を務めた福留孝介氏は、「本人が一番ホッとしていると思いますよ」と一言。「周りの方々はビシエドホームランと思われるかもしれないですけど、彼の中では反対方向のヒットであったり、彼がこの打線にいるのは相手にとっては嫌じゃないかなと思うこともあるんですよ」と話した。

 ビシエドは続く2−9の6回の第3打席も西が1ストライクから投じた2球目のスライダーをセンター前に運びマルチ安打を達成。

 福留氏は「ヒットを打ってある程度打率が上がってくる。それからホームランが出てくるとなると、すごくいい流れになると思う。最初からホームラン、ホームランと思いすぎると、バッティングが苦しくなるような気がするんですよね。僕は今のスタイルでもいいのかなと思いますね」と自身の見解を述べた。

(提供:東海ラジオ ガッツナイター)