大和ハウス工業とヒルトン 日本・韓国・ミクロネシア地区は、ホテル「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」(大阪府大阪市)を5月1日に開業した。ヒルトンにとって大阪初進出となる。

●4タイプ全373室


 ダブルツリーbyヒルトン大阪城は、天満橋駅から徒歩約5分にあるウォーターフロントに開発された複合施設の6〜20階に位置する。大阪駅まで車で約10分と、関西の他府県へのアクセスにも優れており、観光にもビジネスにも便利なロケーションとなっている。
 大阪城やホテルの前を流れる大川を見渡せる全373室の客室をはじめ、レストランやラウンジ&バーといった料飲施設、24時間利用可能なフィットネスセンター、室内プール、エグゼクティブラウンジ、宴会場・会議室などを備える。
 ホテルのロビーエリアは、運業で栄えたこの土地ならではの風景や人々をモチーフに、かつて大阪と江戸をつないだ商船「菱垣廻船(ひがきかいせん)」や「港」をイメージして、波を模したカーペットで趣のある空間を演出している。
 客室は「水の都」をイメージして、水をテーマに青色を多く取り入れることでリラックスしてくつろげるようなデザインを採用した。ホテルの前を流れる大川や大阪の街並みを楽しめるゲストルーム、大阪城の天守閣が見渡せるデラックスルーム、17〜20階のエグゼクティブルーム、スイートルームの4タイプ全373室を用意する。
 さらに、エグゼクティブルームやスイートルームの宿泊客や、ゲスト・ロイヤルティ・プログラム「ヒルトン・オナーズ」のダイヤモンド会員は、20階のエグゼクティブラウンジでゆったりとした優雅な時間を過ごせる。また、宿泊客なら24時間利用できるフィットネスセンターや、窓から大阪城を望む全長約11mの室内プールも用意している。
 ダイニング体験は「OMOROI X FUZEI」をコンセプトに、関西固有のユニークな価値観「おもろい」と、大阪城築城を機に民衆の中に生まれて育まれた美意識である「風情」をテーマにした。一面ガラス張りで大阪城の景色とともにビュッフェスタイルの料理やアラカルトを提供するオールデイダイニング「レストラン SEN(千)」では、ランチとディナータイムに屋台を模したコーナーでたこ焼きやどて焼きコロッケといった大阪名物の料理を提供する。
 「ラウンジ&バー SEN(舟)」では、デイタイムにはバリスタコーヒー、スイーツ、アフタヌーンティーを、ナイトタイムにはシグネチャーカクテルやクラフトビールなどを楽しめる。また、開業を記念してホテル名を冠した「Osaka キャッスル アフタヌーンティー」を、期間限定で提供している。
 「マーケット SEN(川)」では、持ち帰り用にサンドウィッチやケーキ、お土産に最適なお菓子などを販売する。
 そのほか、ホテルには二つの宴会場「桃の間」と「桜の間」を備えており、それぞれ2分割して使用できる。なお、最大100人まで収容可能な「桃の間」のホワイエからは、大阪城の眺望を楽しめる。