その発想はなかった……!

クリエイターのカナイガさん( @shiragaigarashi )が5月17日、X(旧Twitter)に、自身が制作したLINEスタンプ『 ラーメンの具を盛ってね 』の紹介動画を投稿すると、約17万件の「いいね」が集まりました。

最大6枚までのスタンプを組み合わせて送信できる新機能 「 スタンプアレンジ 」が、5月13日からLINEに本格導入されました。

話題となった『ラーメンの具を盛ってね』は、このスタンプアレンジ機能を活用することを前提にしたものです。

自分の好きな「ラーメンの具」の絵柄を組み合わせて、友だちに最強のラーメンを送れます。

カナイガさん作・『ラーメンの具を盛ってね』 / LINE STOREより / Via store.line.me

作者のカナイガさんは「 くすっと笑えて お腹がすくっ 」を目指して企画・制作をしているクリエイターさんです。

今回のスタンプは過去に映像作品として発表し、その後、 全国のコンビニでも販売 (2024年12月31日まで)されるようになった『 もしもラーメンがプリントシールを撮ったら(具が盛れる丼プリ) 』の画像素材を活用したものとなっています。 

素材自体は、カナイガさんによると「1つ1つ撮影して切り抜いております!」とのこと。まさかの手作り!

SNSでは、「発想が天才すぎる!」「即作るスピード感がいいなー笑」「めちゃくちゃ愛用してます」など、スタンプを買った人たちから大好評。

「今夜も坦々麺にします」 「夜ゴハンは味玉玉ラーメンにしよう」など、それぞれが考える理想のラーメンをコメントする人や、画像を投稿している人も見られました。

担々麺 / LINEスタンプ『ラーメンの具を盛ってね』より

味玉玉らーめん / LINEスタンプ『ラーメンの具を盛ってね』より

BuzzFeed編集部は制作者さんにお話を伺いました!

――今回のスタンプはLINEのスタンプアレンジ機能が始まってから、すぐに思いつかれたのですか?

「アレンジ機能で多くの人が盛り上がっているのを見ていたら思いつきました。アレンジ機能が始まって2日ほど経った時だと思います。思いついてからすぐに制作に取り掛かりました」

――具の素材は過去に制作された『丼プリ』から活用されたそうですが、そもそも『丼プリ』を作ろうとしたきっかけを教えていただけないでしょうか?

「元々プリントシールも食べ物もモチーフとしてとても好きで、両方を掛け合わせたものを作りたいなということで、『 プリンのプリントシール 』や『 プリいくら 』といった『もしも食べ物がプリントシールを撮ったら』シリーズを作っていました」

「そして、また新たにシリーズを増やしたいなと思っていたところ、ある日、『どんぶり』って『丼“プリ”』にできるな、そして、どんぶりに入ったラーメンに具を盛っていく様子とプリントシール機で写真にスタンプでデコレーションをする様子って重なるな、という気づきがあり、ラーメンの丼プリの制作を開始しました」

――今回のスタンプや「丼プリ」を作成するうえで一番こだわったポイントと、どのように作られたのかを教えていただけないでしょうか?

「おいしそう、かつかわいく見せるために、素材の色味などこだわりました。全て自分で調理して撮影し、編集しております。『丼プリ』については、プリントシールあるあるを音声やらくがきなど、細部に色々詰めこんでおります」

――カナイガさんが『丼プリ』やスタンプでラーメンの具を盛る場合、一番好きな具とラーメンの組み合わせはどれになりますか?

「どれも好きで選べないのですが、今は味噌ラーメンにコーンとバターの気分です!」

味噌バターとコーンとライス / 『ラーメンの具を盛ってね』より

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カナイガさんは現在、熊本市中央区の商業施設「COCOSA」1階の特別スペースで、入場無料の個展「 くすっと笑えてお腹がすくっ展 in 熊本 」を5月26日まで開催中です。

自分だけの好きなラーメンが作れるLINEスタンプ『 ラーメンの具を盛ってね 』は、50コイン(120円)で販売中。筆者も早速買って作ってみましたが、なんだかお腹が空いてきましたよ……!