2024年3月のJR京葉線のダイヤ改正を巡る利用者へのアンケート調査の結果について、千葉市の神谷俊一市長は「市民生活と事業活動に大きな影響があった」と述べました。

千葉市 神谷 俊一 市長
「(アンケートには)想定を超える市民県民から回答を頂いた。その数は異例の多さで、今回のダイヤ改正が市民生活と事業活動に大きな影響があったことを物語っている」

 JR京葉線は2024年3月16日のダイヤ改正で、朝の上り2本を除き通勤時間帯の快速をすべて各駅停車に切り替えました。

 この影響を調べるため市などが行ったアンケート調査には、1万5000件近い回答が寄せられ、ダイヤ改正による影響を尋ねたところ、「悪い影響がある」が81.6%に上りました。

 改正後のダイヤに対する望ましい変化として、「通勤・退勤時間帯の快速の増便」が約75%で最も多くなりました。

 神谷市長は今回の調査結果を5月22日、JR東日本に提出したことを明かした上で、次のように述べました。

千葉市 神谷 俊一 市長
「調査の結果からはこれまで千葉市や経済団体、県も含めてJR東日本へ要望していたことが、利用者としても求めている内容だと伺える結果。こういった内容を踏まえたダイヤ再改正をJR東日本に改めて求めていきたいし、早期の改善を期待している」

 一方、熊谷知事は、このアンケ―ト結果を受けて、次のように述べています。

千葉県 熊谷俊人 知事
「速達性が損なわれたり、もしくは生活の利便性が低下する、そういう懸念があると認識して、市町村や経済界と一緒にJR東日本に対してさまざまな形で強く申し入れをしてきたので、そうした我々の肌感覚とアンケート結果は相違ないのかと。来年の春を待たずにできる限り速やかに速達性などに配慮したダイヤ見直しがなされるものと期待している」