プロバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(名古屋D)は28日、名古屋市東区矢田南の練習拠点・三菱電機名古屋体育館に名古屋市中川区の助光中学校特別支援学級の生徒を招き、バスケの体験イベントを開催した。中東泰斗(たいと)選手(32)や中学1〜3年の8人が一緒に練習するなど、交流を楽しんだ。

 特別支援学級を担当する大矢ひろみ教諭が、バスケ選手を目指す生徒のために何かしてあげたいと、名古屋Dに相談。名古屋Dが特別支援学級の生徒を招くイベントを初めて企画した。

 チーム紹介の後、中東選手やコーチが生徒たちからの「シュートのコツはありますか」「やりがいはありますか」といった質問に答えた。シュートやドリブル練習も行い、最後に生徒たちがお礼の気持ちを込めて、切れ布で作ったマットを手渡した。

 「バスケ選手になることが夢」という中学1年の男子生徒(13)は「中東選手のダンクを間近で見て、すごいと思った。いつか中東選手のようにダンクしたい」と笑顔で話した。 (唐崎綾香)