「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」

〈4月23日(火)午後7時から 日本テレビ系 中京テレビ制作〉

 粘りに粘るリサーチと取材スタイルで〝オモてなしすぎでオモしろいウマい店〟を発掘。今夜は新潟県・長岡市で見つけた、創業46年「麺ドレス」な中華料理店が登場する。

 営業が午後10時から深夜2時とあって、常にシャッターが閉まっていて、客が自らを開けて営業中かどうかを確認する珍しいスタイル。

 若者ですら「やばっ」とつぶやくボリュームで知られ、銀色のボウルで運ばれてくるラーメン大(950円)は、自家製中華麺がなんと6玉! さらにゆでたまご、チャーシュー、ほうれん草、メンマ、ネギなどがトッピングされ、総重量は約3kg。普通盛りのラーメン(850円)ですら麺は600g以上で、男性がふたりでシェアする光景も。「通常は麺が2玉だけど、客の状況によっては3玉、3.5玉くらいかも」と、注文より麺の量が増えることに頓着しない店主。だが、「少なめ」のリクエストにはなぜか応えてもらえないのがお約束だ。

 塩ラーメンは、にぼしやリンゴに加え、ワタリガニなど約20種の食材を使った深みのある黄金スープが特徴。客も「スープがね、だしがめっちゃ効いてて、これは全然違うわ」と、その味にうなる。40年通う常連がおすすめするのは、自家製ワンタンを使ったワンタンメン。一般の店では6、7個のワンタンが13個も入る。

 また、店主自慢の餃子は、かつてアルバイトしていた今は無き有名店を「完全コピー」したという。キャベツの甘みがわかるあんを使ったギョーザS(シングル)(500円)は約16個だが、かつて3人前を頼んだ客は「100個来た」と話す。「おいしいってのは量が多くないとダメ。おいしいものを安くいっぱい食べ(させ)る。これ基本」というポリシーを持つ店主。その考えのルーツには、幼い頃の祖母との思い出があった―。

 MC・ヒロミ、進行・小峠英二。ゲストは若槻千夏、桜井日奈子。