2年前に「170cm以下の男は人権なし」発言で炎上し、所属チームから解雇された元プロゲーマーたぬかな(31)が、また暴言を吐いてスポンサー契約を解除された。反省の態度がないことに、批判の声が相次いでいる。

 19日に動画配信サイトTwitchで「いろいろあって仕事を1個失った」と明らかにした。昨年10月の配信では、自身へのアンチコメントに対し「こいつらは全部ひとまとめにして焼いてしまった方がいいと思う。世界のためになる。世界のQOLが上がる」「アウシュビッツ収容所!」などと発言。それについて19日の配信で「私のアウシュビッツ発言が良くなかったらしく、1個仕事がなくなりました」と苦笑いを浮かべ「うるさいねんお前ら!ガス室送るぞ!」などと、反省が見られない様子で語った。

 たぬかなは格闘ゲーム「鉄拳」の使い手としてeスポーツチームに所属していた2022年2月、動画配信中に「170cmない方は、俺って人権ないんだと思いながら生きていってください」「ちっしゃい男に人権あるわけないだろ、おまえ。調子乗んな」と発言したことで大炎上。さらに「高身長が好きって言いたいだけでした…いつもの配信の身内ノリで言葉が悪くなっちゃいました、ごめんなさい〜…」と軽いノリの謝罪コメントが火に油を注ぎ、所属先から契約を解除された。

 しばらくは表舞台から姿を消していたが、約1年後には動画配信で活動を再開。一部のコアなファンを獲得し、相変わらず男性の容姿や障害などを揶揄する暴言を繰り返していた。

 今回の騒動にX(旧ツイッター)では「世界レベルの問題発言」「反省してないどころか悪化してんな」「ずっと弱いものイジメしてる」「さすがにライン超えすぎてひいちゃった」と非難が殺到。「たぬかなと視聴者は共犯関係」「取り巻きが気持ち悪すぎる」と、暴言を面白がって持ち上げてきたファンも同罪だとする意見も出ている。