俳優の窪塚洋介(45)とアイドルグループ「KAT−TUN」の亀梨和也(38)が、動画配信サービス「DMM TV」で今冬から配信開始となるドラマ「外道の歌」にダブル主演することが22日、分かった。「ヤングキング」(少年画報社)で2014年から昨年まで連載されていた渡邊ダイスケさん原作の漫画「善悪の屑」と続編の「外道の歌」を織り交ぜて実写化。初共演となる2人が謎多き復讐(ふくしゅう)屋「カモトラ」コンビとして〝最凶バディ〟を組む。

 窪塚が演じる通称「カモ」こと鴨ノ目武(かものめ・たけし)と、亀梨ふんする通称トラこと島田虎信(しまだ・とらのぶ)は、何の変哲もない寂れ「カモメ古書店」を営んでいるが、裏では「復讐者」を名乗り、耐え切れないほど悲痛な思いを背負った被害者の代わりに、法の裁きから逃れた加害者に壮絶な復讐を持って裁きを下す。

 カモは一見冷酷で残酷非道に見えるが、心の奥には確固たる信念を持っている。窪塚は「不器用ながら厳しさと優しさの両面を持っている〝カモ〟を全うし、役に命を吹き込んでいきたいと熱く思っております」と意気込みを語った上で、「亀梨くんとは初共演になりますが、いいバディとなれるよう寄り添ってゆきます。これから現場でどんな化学反応が起こるか本当に楽しみです」と撮影を心待ちにしている。

 トラ役の亀梨も「これまで出演させていただいた作品、演じさせていただいた役柄のどこをとっても、今まで以上に深く過激なものになるのではないかと、ドキドキワクワクしながら撮影の日を待ちわびています」と胸を躍らせながら、窪塚との共演に向けて「濃密な時間を一緒に過ごせることに非常にときめいていますし、しっかりとついていけるように準備をしたいと思います」と意気込みを語った。

 エグゼクティブプロデューサーの久保田哲史さんによると、原作のスピンアウト作品「朝食会」や「園田の歌」のエピソードも織り交ぜながら、今後長期にわたるシリーズ化を目指すという。