女優松下奈緒(39)が、7月スタートのテレビ朝日系ドラマ「スカイキャッスル」(木曜午後9時)で主演を務めることが10日、分かった。松下が演じるのは夫が医師で高級住宅街「スカイキャッスル」に住むセレブ妻。同じ住宅街に住む妻たちと、夫の出世や子どもの受験をめぐり〝バトル〟を繰り広げる。

 今作は、韓国の大手スタジオ「SLL」が制作し、韓国で2018〜19年に放送され人気を博したドラマ「SKY キャッスル〜上流階級の妻たち〜」をリメーク。SLLは世界的にヒットした「梨泰院クラス」(20年)も手がけており、同ドラマの日本オリジナル版で竹内涼真が主演を務めた「六本木クラス」(22年)の制作陣が「スカイキャッスル」で再びSLLとタッグを組んだ。

 主人公・浅見紗英(松下)は誰もがうらやむ経歴と容姿に恵まれ、名門「帝都病院」の医師である夫、2人の娘と暮らすセレブ妻。同じくスカイキャッスルに住む二階堂杏子(比嘉愛未)、夏目美咲(高橋メアリージュン)と夫の出世や子どもの受験で対抗心を燃やし、しのぎを削る。さらにセレブらしからぬ新たな住民・南沢泉(木村文乃)や、担当した生徒を100%志望校に合格させるミステリアスな受験コーディネーター・九条彩香(小雪)も加わり、猛烈な見えとプライド、愛憎が渦巻き火花を散らす。

 松下は演じるキャラクターについて「紗英は家族や娘の幸せのために一生懸命。目的がハッキリしているという点では共感できる人物なのですが、時に手段を選ばないところはちょっと理解しがたくもあり…(笑)。でも、こういう〝敵に回したくない〟と思われるような役柄も初めてなので、すごく楽しいです」と語る。

 劇中でバトルを繰り広げる共演者同士の関係も気になるが、木村は本番以外では「ノリツッコミをする方が多い」と言い、「みんな拾って、みんな広げて、最後にガハハッと笑って本番、というすごく気持ちのいい現場ですね」と和やかに撮影が進んでいる様子を明かした。