パリ五輪開幕まで100日となった17日、アシックスは日本代表が表彰式や選手村などで着用する公式スポーツウエアを発表した。

 発表記者会見に出席したレスリング女子53キロ級代表の藤波朱理(20)=日体大=はパリの日の出をイメージした赤のウエアを身にまとい、「たくさんの方々の応援を力に変えて、一人でも多くの方に、一歩踏み出す勇気を与えられるよう、必ず金メダルをとります」と力強く宣言した。

 3月中旬の練習中に右肘を痛め、今月のアジア選手権出場を見送った。現在は手術を経て順調に回復しているといい、「もうすぐ復帰します。金メダルを取るための試練だと思って、しっかり準備したい」と語った。

 ウエアは「パフォーマンスとサステナビリティの両立」をコンセプトに、機能性と環境の両面に配慮して開発された。カラーは「チームジャパンレッド」と「サンライズレッド」の2色の赤をベースとしている。