サッカー日本代表の元主将でドイツ１部リーグののアイントラハト・フランクフルトに所属する長谷部誠（４０）が１７日、今季限りでの現役引退を発表した。

　記者会見した長谷部は「いつかこの瞬間が来るという思いは何年も前からありました。もう５、６年そんな感じです。今がその適切な時期だと思います」と現在の心境をドイツ語で語った。決断には肉体的な理由と精神的な理由があったとし、「次のステップに進む準備はできている。今でもサッカーをする楽しみはたくさんあるが、子供たちと一緒に楽しむこともできる」と述べた。

　静岡県出身で、藤枝東高から２００２年に浦和に入団。０８年にドイツへ渡って、ウォルフスブルクで１部リーグ優勝に貢献。その後もニュルンベルクやＥフランクフルトでプレー。同リーグでアジア選手最多となる通算３８３試合に出場した。

　日本代表には０６年に初選出され、Ｗ杯は１０年南アフリカ大会、１４年ブラジル大会、１８年ロシア大会と３大会連続で出場。代表として歴代最多の８１試合で主将を務めた。