◇18日 中日5―11ヤクルト(バンテリンドームナゴヤ)

 主役が打てば活気づく。ヤクルト・村上宗隆内野手が1回に先制の2号2ラン。2死一塁で3ボール1ストライクから中日先発・柳の直球を左翼席最前部を運んだ。

 試合開始早々の快音で弾みをつけたチームは、ともに今季最多の15安打&11得点で快勝。17日に今季2度目の零封負けを喫した打線が息を吹き返して連敗を2で止めた。

 14日のDeNA戦(横浜)で開幕から54打席目に放った1号は、人生初の2番で先発出場した前日と同じ打順で記録。4番復帰2戦目で放った一発で今季初めて主砲の貫禄を漂わせた。

 昨年9月23日の阪神戦(神宮)以来となる「4番弾」。村上は「しっかりとらえました。どこの球場でも逆方向に打てるのは僕の持ち味。しっかり対ピッチャーと戦えているので、いい打席を送れているのかなと思います」と胸を張った。

 苦しい打席が続いていたが「こういう打席を増やせれば」とさらなる本領発揮を予告。開幕戦以来の1試合3安打もマークした大黒柱がアーチの量産態勢を整えていく。