女子バスケットボール日本代表の馬瓜エブリン(28)=デンソー=が21日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演。劇的な展開で3大会連続の五輪出場を決めた2月の「パリ五輪世界最終予選」について、「こんな展開あるのか、ドラマみたいな展開」だったと振り返った。

 世界ランク9位の日本は、初戦で強豪のスペインを破ったものの、2戦目は格下のハンガリーに敗戦を喫した。MCを務める東野幸治から「素人考えだが、なんで負けたのか」と問われると、現地ハンガリーの試合会場は、コートと客席が近い「異様なホーム感」で、「経験したことないような地元の声援」だったと説明した。

 試合後、「とんでもないことをしてしまったと、落ち込んだ」と話したエブリン。最終戦となる世界ランク5位のカナダに対し、「どうやったら突破できるのか」とミーティングで話し合ったという。

 その際、ガードの宮崎早織から「いやあ、エブリンの声が足りなかったな」と指摘したことで「どっと笑いが起き」、チームの雰囲気が良くなったという舞台裏を披露。試合中も「意識的にシュートを決めるたびにベンチを見て」盛り上げを図ったという。

 パリ五輪で日本は、初戦で7連覇中の「絶対王者」アメリカと対戦する。エブリンは「正直な話、私はやべえと思ってます」と発言。東京五輪では決勝で敗れたことを挙げて、「最強アメリカに、バチバチの状態で戦えるのは面白い」と意欲を示した。

 東京五輪で女子日本代表を銀メダル獲得に導き、パリでは男子代表を率いるトム・ホーバス監督の人物像を、エブリンは「丁寧な日本語でぶちぎれる」と紹介。後任の恩塚亨監督は「にこにこしながら走らせるタイプ」と率直な分析を示して、共演者を笑わせた。