◇21日 J1第9節 名古屋2―1C大阪(豊田スタジアム)

 名古屋グランパスはC大阪に競り勝って、今季5勝目。リーグ戦の負けなしを「6」に伸ばした。

 前半、グランパスは完全に守勢に回った。C大阪のカピシャーバらの攻勢を抑えられずに押し込まれた。リーグ戦で3試合ぶりに復帰したGKランゲラックの好守やDF陣の奮闘で失点を許さず、前半を0―0で終えた。

 後半、長谷川健太監督はMF山中に代えてスピードが売りのMF中山克広(27)を投入。守勢に回る状態を打開すべく奮闘した。後半20分、CKからこぼれ球をDF三国ケネディエブス(23)が詰めて移籍後初ゴールで先制した。しかし、2分後にオウンゴールで同点となった。

 指揮官はFWパトリック、MF椎橋を送り込んで再びリードを狙うと後半37分、そのパトリックがヘディングで競り勝ったボールから、FW永井が右足ボレーで決勝点。雨中の激闘をグランパスが制した。