◇27日(日本時間28日) 大リーグ ブルージェイズードジャース(ロジャーズセンター)

 ドジャースの大谷翔平選手が27日、ブルージェイズ戦で岩手・花巻東高の先輩、菊池雄星から衝撃の一打を放った。2点リードの2回2死一、三塁から内角98.2マイル(約158キロ)速球を一閃。一二塁間を猛烈な打球で破った。打球速度は自己最速を更新する119.2マイル(191.8キロ)。球団でも、スタットキャストが導入されて以来、最速だった。ブーイングを浴びせていたトロントのファンも静まり返る右前適時打だ。大谷のこれまでの最速打球速度は2022年の4月10日のアストロズ戦でマークした119.1マイルだった。

 大谷は前日、菊池雄星の対戦について「結構(対戦して)打席はやっている。僕らももちろん大事ですけど、学校や教えてもらった先生方、そういう方にとっての方が楽しみという感じだと思う」と話していた。大谷はこの試合前まで、菊池との対戦成績は20打数6安打、3本塁打で相性がよかった。

 試合前には、ブルージェイズのシュナイダー監督に「お手やわらかに。本塁打は勘弁してほしい」と冗談を飛ばされていたが、この日も強烈な

一打を放った。