サッカー元日本代表の吉田光範さん(62)が29日、愛知県刈谷市のウィングアリーナ刈谷で、特別ゲストのラモス瑠偉さん(67)とトークショーを開催した。

 2人はW杯初出場を目指して1993年のW杯アジア最終予選を戦った「ドーハ組」。日本リーグ時代の1985年以来、40年近い親交が続いている。ヤマハ、磐田でプレーした吉田さんは「所属チームが違うので、(読売クラブの)ラモスさんとプレーするためには代表に入るしかなかった。それがモチベーションになった」と大きな存在だったことを明かした。

 一方、ラモスさんは吉田さんや森保一現日本代表監督(55)と組んだ当時の中盤について、「以心伝心というか、何も言わなくても分かり合えた仲間だった」と仲間たちの深い絆を感じさせる言葉を口にした。

 また、子どもたちから2人への質問コーナーも設けられ、軽妙なやりとりを披露。ファミリーイベントに来場した約300人を沸かせていた。