◇29日 中日11―1DeNA(バンテリン)

 中日が今季最多の11得点で大勝した。3回の4得点は3番・カリステ、4番・中田、5番・細川のクリーンアップ3人がそろって打点をマークした。

 まずは3番に入ったカリステ。3回2死一、二塁でDeNAの先発・ジャクソンの150キロ直球を強振。打球は強烈なライナーで二塁・牧のグラブをはじく中前適時打に。「大事なところで良い結果が出てうれしい。打てる球にしっかりと反応できている」。規定打席には届いていないが、打率3割5分5厘と脅威の3番となっている。

 2死一、三塁となってからは4番・中田が続いた。フラフラと上がった飛球が右翼手の前へポトリ。「当たりはよくなかったけど、良いところに落ちてくれた」。貴重な2点適時二塁打で一気に主導権を引き寄せた。11得点の快勝に背番号6は「絶対に今よりチームの状態がひどくなるときもくる。連敗もあれば連勝もある。そういうことも踏まえながら1年間通して戦うということをやっていきたい」と話した。

 2死二塁から左中間フェンス直撃の適時二塁打をマークした細川は「打線の勢いにうまく乗ることができました」と振り返っていた。

 クリーンアップがそろって打点を記録したのは、4月10日のDeNA戦(横浜)で3番・高橋周、4番・中田、5番・細川が記録して以来2度目。頼れる主軸が打点を量産していけば中日の未来は明るい。