日本相撲協会は30日、大相撲夏場所(5月12日初日、東京・両国国技館)の番付を発表し、新入幕だった初場所から2場所連続で11勝を挙げた大の里(23)=二所ノ関=が、新小結に昇進した。大の里は同日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)と会見し、昨年9月に部屋で20歳未満の幕下以下力士と飲酒して日本相撲協会から師匠と共に厳重注意を受けた問題をそろって謝罪した。

 二所ノ関親方が会見の冒頭で、自ら処分について切り出して「大変お騒がせして、申し訳ありませんでした。大の里を相撲道にまい進させていくので、今後ともよろしくお願いします」と頭を下げた。

 大の里は、会見の中で「たくさんの方に迷惑をかけてしまった。まずはしっかり、場所で頑張って勝つのが一番大きな事。もう一度、自分の姿を土俵の上で見せていきたい」。この日初めて披露したちょんまげ姿で、出直しを誓った。