労組・日本プロ野球選手会の森忠仁事務局長が30日、今季のプロ野球で本塁打が減少していることについて言及した。

 東京都内で行われた日本野球機構(NPB)との事務折衝後に取材対応。今季はボールが飛ばないとの声が出ていることについて「これだけ騒いでいるので、気にはなっています」と語る一方、「反発係数は問題ない。今年の開幕から使うボールに関しての反発係数は、去年、NPBから(データを)もらっていて、確認はできている」とした。5月に選手会の各球団役員と面会予定で、そこで選手とも確認していくという。

 4月29日時点での今季本塁打は計151試合で139本、1試合平均は0・92本。昨年の4月29日時点は137試合で179本塁打、1試合平均は1・31本だった。