◇30日 中日1−2DeNA(バンテリンドームナゴヤ)

 細川のバットが止まらない。第1打席の2回1死で右中間を破る二塁打。7回無死一塁では右前打でチャンスメークし、一、二塁をつくった。2死から村松の右前適時打で二走・中田が生還。チーム唯一の得点となった。この日は4打数2安打。ただひとり複数安打をマークした。 「ゴロだけは打たないように、イメージは下から振るというのも持ちながら。(DeNA中川颯から)2安打したのは(アンダースローに)アジャストできたのかなと思います」

 4月を走り抜けた。3月29日からの開幕・ヤクルト3連戦(神宮)は12打数無安打。「あのままだったら、今は使ってもらっていないと思います。何とか修正できました」。4月に入って確変。月間91打数30安打で月間3割3分、6本塁打、14打点。主砲中田を支える5番として機能した。

 現役ドラフトで入団し、昨季「竜に細川あり」を印象づけたのが5月。25試合出場のうち21試合でHランプをともし、月間打率3割6分、36安打はともにリーグトップ。5本塁打もあり、プロ7年目で初の月間MVPに輝いている。