エンゼルス主砲マイク・トラウト外野手が左膝の半月板を損傷し、手術を受けると、ペリー・ミナシアンGMが30日に明らかにした。ESPNなど複数の米メディアが報じた。今季中の復帰を示唆しているが、長期離脱は避けられない見通し。トラウトは「とてもつらい。フラストレーションがたまる」と語った。

 トラウトは2021年から4年連続でけがで離脱することになった。昨年は球宴前に左手の有鈎骨(ゆうこうこつ)骨折でシーズンの大半を棒に振った。毎年、「とにかくシーズンを戦いたい」と話す32歳の主砲だが、30代に突入して1年を戦い抜くことができなくなった。

 エンゼルスは先日、年俸約3800万ドル(約60億円)のレンドンが左太もも裏の部分断裂で4年連続で負傷者リスト入りしたばかり。追い打ちをかけるように、年俸約3711万ドル(約58億円)のトラウトも離脱が決定的となった。総年俸の半分近くを占める2人の大物がいなくなったエンゼルスはどこに向かうのか。大谷翔平を残留させることができず、大きな補強もしなかったモレノ・オーナーら上層部への批判はさらに大きくなりそうだ。