◇2日(日本時間3日)MLB レッドソックス1―3ジャイアンツ(ボストン)

 レッドソックスの上沢直之投手(30)が本拠地でのジャイアンツ戦でメジャーデビューを果たした。1―3の8回に5番手として登板し、2イニングをともに三者凡退に仕留めた。チームはそのまま敗れたため勝敗はつかなかったが19球を投げて無安打無失点無四球で1奪三振だった。

 上沢は千葉県出身で、12年に日本ハムにドラフト6位で入団。今年1月にレイズとマイナー契約。3月にレッドソックスと契約し、4月28日にメジャー昇格していた。

 レッドソックスでプレーした日本人選手は1999年の大家友和、2001年の野茂英雄、07年の松坂大輔と岡島秀樹、09年の斎藤隆と田沢純一、13年の上原浩治、21年の沢村拓一、23年の吉田正尚に続く10人目(年はレッドソックスで最初にプレーした年)。米大リーグの30球団で日本人選手が10人以上プレーしたのは14人のメッツ、11人のマリナーズとドジャース、10人のカブスに次ぐ5チーム目となった。

 またMLB公式X(旧ツイッター)も上沢が登板する様子を短い動画で紹介。SNSでは「マイナーから這い上がってメジャーデビュー、カッコ良い」「素晴らしいこれからも楽しみにしています」などと日本語、英語で応援メッセージが寄せられた。