◇3日 ウエスタン・リーグ 中日0―3ソフトバンク(ナゴヤ)

 中日の育成・近藤廉投手(25)が救援登板し、1イニング1/3を投げ、無安打無失点と好投。開幕から11試合連続無失点とアピールした。

 満員に近い3436人の観衆が集まった試合は残念ながら零封負け。その中でも光る投球を見せたのが近藤だ。7回から登板すると、イニングまたぎで打者4人をピシャリと抑えた。

 「真っすぐも変化球もストライクゾーンで勝負ができているので、それを継続してできました」

 3点ビハインドでの登板だったが、しっかりと役割を果たした。先頭の井上を三振に仕留めると、続く谷川原は左飛。一ゴロに打ち取った吉田に投じた3球目は自己最速となる151キロを計測。8回は先頭・イヒネから三振を奪い、後続にマウンドを譲った。

 井上2軍監督が「背番号が支配下だからとか、支配下じゃないからとかを抜いても信頼がある」と話せば、浅尾2軍投手コーチも「今季は自信を持って投げている」と評価する。

 これで11試合連続無失点と好調をキープ。「意識しないで1試合1試合しっかり投げていきたい」。今季から再び育成契約となったが、近藤は支配下復帰へ向けて猛アピールしていく。