◇WRC 第7戦 ポーランドラリー 世界ラリー選手権 DAY4(SS16〜19) 30日 ミコワイキ

 トヨタガズーレーシング(TGR)が今季3回目のワンツーフィニッシュを飾った。急きょ代役参戦したカッレ・ロバンペラが今季2勝目を挙げ、エルフィン・エバンスが2位。マニュファクチャラー選手権で首位ヒョンデとの差を3ポイント縮めて10ポイントとした。

 ラリーウイークは、セバスチャン・オジエがレッキ(コースの事前下見走行)中の交通事故で欠場する波乱の幕開け。休暇返上ではせ参じたロバンペラが、準備もままならなかった緊急参戦をものともせず、チームのピンチを救った。

 急ごしらえのペースノートで走りながら、全19ステージのうち9本で最速タイムを記録。「素晴らしくも厳しい1週間だった。ハードワークを続けてヘトヘトだよ。でも優勝してチームを助けられたんだからうれしいし、来たかいがあったね」

 エバンスはドライバー選手権で2位に再浮上し、首位ティエリー・ヌービルとの差を15ポイントに縮めた。ここ2戦は表彰台を逃していただけに、「順位には満足。スピードは悪くなかった。これまでのラリーよりも、クルマのフィーリングが格段に良くなっている」と手応えを明かした。