4月27日21時放送される明石家さんま主演のフジテレビ開局65周年企画『心はロンリー 気持ちは「・・・」FINAL』の追加キャストとして、大竹しのぶの出演が発表された。さんまとのドラマでの共演は27年ぶり。

 『心はロンリー 気持ちは「・・・」』は、さんまが主演を務め、三宅恵介ら『オレたちひょうきん族』(1981〜89年/フジテレビ系)の制作スタッフ、後に『踊る大捜査線』シリーズ(1997年ほか/フジテレビ系)や『教場』シリーズ(2020年ほか/フジテレビ系)などの脚本を手掛ける君塚良一という布陣で作り上げたギャグドラマシリーズ。シリアスなストーリーの中にたくさんのナンセンスな笑いをちりばめた異色のドラマとして、1984年から2003年にかけて11本が制作された。

 今作は、前作から21年ぶりに復活を遂げる最新第12作。総合演出=三宅恵介、脚本=君塚良一、ギャグ考案=大岩賞介、藤沢めぐみ、杉本高文(明石家さんま)という制作陣で届ける。今回描かれるのは、さんま演じるベテラン刑事・轟木竜二を主人公に据えた人間ドラマ。定年を間近に控え、“最後の事件”に立ち向かう轟木と、吉田羊演じる轟木の元妻・寺沢早紀、そして川口春奈演じる一人娘・寺沢和来が織り成す家族の物語が、情感豊かにつづられていく。

 大竹が『心はロンリー』シリーズに出演するのは、今作で4回目となる。初出演となった『心はロンリー 気持ちは「・・・」IV』(1986年9月)では、同年夏、さんまと大竹が初共演したドラマ『男女7人夏物語』(1986年7月/TBS系)で自身が演じていた“神埼桃子”として登場。2回目の『心はロンリー 気持ちは「・・・」VII』(1988年5月)では、窓の外から顔をのぞかせる“熊”の役でサプライズ出演。着ぐるみ姿で顔も見えないまま、さんまと芝居を繰り広げ、エンディングで着ぐるみを脱いでネタばらし、という展開だった。そして3回目の『心はロンリー 気持ちは「・・・」X』(1997年8月)では、さんま演じる主人公の前に幻影となって現れる“亡き妻”の役を演じた。毎回、意表を突く設定で登場し、視聴者を驚かせてきた大竹だが、今回の『FINAL』でどのような役を演じるのかは放送で明らかに。

 なお、さんまと大竹は、2014年7月の『FNS27時間テレビ』内で放送されたスペシャルドラマ『俺たちに明日はある』に出演しているが、この作品ではそれぞれ別のシーンに登場しているため、本格的なドラマ共演は、1997年8月の『心はロンリー 気持ちは「・・・」X』以来27年ぶりとなる。総合演出の三宅恵介いわく「さんまさんの“ドキュメントドラマ”でもある」という、『心はロンリー 気持ちは「・・・」FINAL』。そんな歴史的な作品の中で、さんまと大竹の2人がどのようなやりとりを繰り広げてみせるのか。

 大竹は「本当に分かる人にしか、見つけられた人にしか分からないギャグが、今回もたくさんあると思うので、クスッとした笑いや発見を楽しんでいただけたらと思います」と視聴者にメッセージを寄せた。

 土曜プレミアム フジテレビ開局65周年企画『心はロンリー 気持ちは「・・・」FINAL』は、フジテレビ系にて4月27日21時放送。

※大竹しのぶからのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

――本作に出演することが決まったときの率直な心境をお聞かせください。

「あの『心はロンリー 気持ちは「・・・」』をまた作ることができるなんて、さんまさんは本当に幸せだろうなと思いました」

――今回の撮影中、印象に残っている出来事があればお教えください。

「やはり、三宅(恵介)さんとまた現場で出会えたことです。全く変わっていないところ、そしてさんまさんとのお2人の関係がすてきでした」

――明石家さんまさんと、トーク番組などではなく、 “お芝居”で共演するということで、特に心掛けたこと、意識されたことはありますか?

「常に意識していたわけではありませんが(トークの場合は流れを意識しますが)、緊張感やテンションの高さは、ある程度意識しました。でも最終的な流れは、さんまさんに任せました」

――ずばり、“俳優・明石家さんま”の魅力とは?

「たぶん皆さんが思っているより、かなり真剣です」

――本作の放送を楽しみにしている視聴者の皆様へ、メッセージをお願いします。

「本当に分かる人にしか、見つけられた人にしか分からないギャグが、今回もたくさんあると思うので、クスッとした笑いや発見を楽しんでいただけたらと思います」