8月25日から5日間

 筑波大附属高3年在学中の秋篠宮家の長男・悠仁さま(17)が国際会議デビューを果たすことが報じられた。8月25日から5日間にわたって京都で開催される昆虫のオリンピックとも称される国際昆虫会議に悠仁さまの名前がエントリーされているというのだ。大学進学を控えられ、進学先の大学名が数多く取り沙汰される中、今回の件はどのように関連性があるのか、お伝えする。

 今回の件を報じたNEWSポストセブンの記事の内容をまずはざっと紹介しておこう。

・今年で27回目を迎える国際昆虫学会議は世界最大規模で「昆虫学のオリンピック」と呼ばれることもある。国内から1400人、国外38の国と地域から1000人の参加が見込まれている。
・発表のテーマは、「皇居の動物相モニタリング調査」について。この調査自体は、上皇さまの発案で1996年から国立科学博物館が行ってきた生態系研究で、悠仁さまも昨年11月に発表されたトンボに関する論文と重なる分野について関わっているとされる。

進学先との関係性

「今回の件について宮内庁内の受け止めをいくつか拾ってみました。最終的にどのようなことになるかはわからないにしても、昆虫への一途な愛を感じさせるという率直な意見はもちろんありました。その一方で、来春に控える進学先との関係性を指摘する声もまたありましたね」

 と、担当記者。

 関係者の進学先に関連した発言をさかのぼると、3月29日、秋篠宮家の最側近である吉田尚正・皇嗣職大夫が定例会見の場で、悠仁さまが昆虫や植物などの自然誌を学ぶことができる大学への入学を目標にされていることを明らかにしている。

「今回の報道以前から、悠仁さまが“トンボ1本で東大の推薦入試(学校推薦型選抜)を利用される可能性がそれなりにあるのではないか”といった声が宮内庁内で上がっていたことは事実です」(同)

 その「トンボ」とは、昨年11月に悠仁さまが発表された自身初となる学術論文を指す。

ライフワークにも

「赤坂御用地のトンボ相―多様な環境と人の手による維持管理―」というタイトルで、国立科学博物館が発行する研究報告誌『国立科学博物館研究報告A類(動物学)』に掲載されているものだ。

 ネットでも公開されているこの論文には貴重なカラー写真が多数収められている。赤坂御用地内のトンボが生息している水域、そして前回調査(2005年)よりも多く確認されたというトンボの数々。前回は24種だったが今回は38種も確認できたという。これは環境の変化ゆえか、あるいは悠仁さまの研究熱心さの賜物か。いずれにしても、トンボへの熱い眼差しが伝わってくる内容なのだ。それゆえに、「トンボ1本」という見方も出て来るということだろうか。

 昭和天皇はヒドロ虫、上皇陛下はハゼ、秋篠宮さまはナマズと、生物を対象とした研究に取り組まれる皇族は多く、トンボをライフワークになさること自体は自然に受け止められるのは間違いない。

東大の推薦入試は

「“トンボ1本という表現を最初に聞いたときにはいささか大げさで不謹慎だなと思ったが、今回の昆虫オリンピックの件が現実味を帯びてくると、大げさとも言い難い”とか“トンボ論文を中心にして東大の推薦入試に取り組まれるのではないか”などといった意見が結構聞こえてくるようになりました。トンボ論文が発表された時期や内容から、進学先を見据えたものであることは間違いないということが噂されていましたが、今回の件で“トンボと進学先”が高い確率でリンクしている印象を受けたという指摘もありました」(同)

 夏休みを目前にして、悠仁さまの進学希望はすでに固まっていると見られている。果たしてどのような決断を下されるのか、注目が集まっている。

デイリー新潮編集部