貯金や現金がなく、「今月の給料では支払いに足りない」という場合、どうしたらいいのでしょうか。そんな時の対処法を知ってくと、いざというときに慌てずに済みます。まずはこの5つを検討してみましょう。

■検討すること1 不要品を売る

まずは身の回りに売れそうな不要品はないか、探してみましょう。読み終わった本、あまり着ていない服、使っていない食器……ノベルティや買い物でもらったショッパー(ショッピングバッグ)などでも売れるかもしれません。

メルカリのようなフリマアプリで売る方法もありますが、売れて入金するまでに時間がかかる可能性があるので、店舗のあるブックオフ、ハードオフ、セカンドストリートといったリユースショップに持ち込むと、その場で現金を受け取れます。

■検討すること2 日払いのアルバイト・スキマバイトをする

単発で日払いのアルバイトをすると、早く給料を受け取れます。

最近では「タイミー」や「メルカリハロ」などのスポットワークのマッチングサービスも利用できます。

これらのサービスでは、説明会参加や履歴書の提出などは必要ありません。利用登録をするだけで求人に応募でき、仕事が終わるとすぐに給料を受け取れます。

人材不足もあってコンビニや飲食店など求人は多いですが、経験者を求めていることもあるので注意しましょう。

■検討すること3 生命保険の契約者貸し付けを利用する

終身保険や養老保険のような解約返戻金のある保険に加入している人は、契約者貸し付けを利用できる可能性があります。

これは、契約している生命保険の解約返戻金の一定範囲内(80%など)でお金を借りられる仕組みです。入金までの日数は保険会社によって異なりますが、最短で当日中など比較的早くお金を借りられます。

返済は自分の都合のよいときで構いませんが、利息はかかります。

■検討すること4 買い物をクレジットカード払いにする

買い物でクレジットカード払いを選ぶと、引き落としが約1ヵ月先になるため支払いを先延ばしにできます。また、翌月一括払い以外に、2回払いとボーナス払いでは手数料(金利)がかかりません。

ボーナス払いでは、タイミングによっては半年以上支払いを先延ばしにできます。給料では支払いきれない場合、利用してもよいでしょう。

■検討すること5 カードローンを利用する

カードローンは、会社によっては最短でその日のうちにお金が借りられる場合があります。また、利息がかからない期間が設けられているローンもあり、すぐに返済すれば利息なしで利用できます。最近ではカードが発行されない(スマホだけで借りられる)サービスもあります。

ただし、カードローンも返済期間が長くなると支払う利息が多くなります。追加返済も活用してなるべく早く返しきるようにしましょう。

文・松田聡子(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部