大好きな飼い主さんにくっついていたい!
今回紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@flr5_8Pmeさんの愛犬・ふーちゃん(取材時7才/ポメラニアン)。
体調不良に悩まされていた飼い主さんが眠っていたところ、容態を心配したふーちゃんがそばに近寄ってきて添い寝してくれたのだそう。
嬉しくなった飼い主さんが感謝の気持ちでふーちゃんにマッサージをすると、ふーちゃんはマッサージをやめようとする腕をがっちり掴んで「もっとマッサージして!」とおねだり。飼い主さんの心配を忘れてくつろいでしまうのでした(笑)
寄り添ってくれる優しいふーちゃん
ふーちゃんは普段から飼い主さんの布団でくつろぐことはあるそうですが、大抵の場合は家族の誰かが元気がないときなのだそう。ただ、今回のように時間が経つにつれて「マッサージして!」とおねだりモードになるといいます。飼い主さん:
「良くも悪くも調子がいいコだな、と。それでもこんな気持ちよさそうな表情をしてくる、その切り替えのよさは憎めませんし、ちゃんと気にかけてくれる優しさは十分に伝わってきているので、結果オーライです」
子犬の頃から体調を崩した飼い主さんの祖母のそばで過ごしたふーちゃんは、家族の誰かが具合が悪いと、その人のそばを離れないといいます。そんな心優しい一面は成長してからも変わらず、心配しつつも手や顔をなめてきては甘えてくるそうです。
そんなふーちゃんについて、飼い主さんは「やはりいつも遊んでくれる相手が元気でないと、心配になるのだと思います。愛が深いコだなとつくづく感じています」と話しています。
【獣医師解説】体調不良の飼い主さんを心配する犬が見せるしぐさ・行動
体調不良に悩まされていた飼い主さんが眠っていたところ、ふーちゃんは飼い主さんのそばに寄ってきて添い寝してくれたのだそうです。犬のこの行動からどのようなことが読み取れるのか、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
岡本先生:
「今回のふーちゃんは、いつもと違う飼い主さんの様子を見て不安になったのではないでしょうか。心配で近くで様子を見守りたい、甘えたい気持ちになっていたのだと思われます。
ふーちゃんが見せたような行動のほかにも、不調だったり元気がない飼い主さんを見た犬は、次のようなしぐさ・行動を見せることがあると考えられます。
・じっと見つめてくる
・キュンキュン鳴く
・落ち着きがなくなる
個体差はあるかと思いますが、上記のような行動は『日頃から家族のことをよく観察して行動しているコ』に見られる傾向があるでしょう」
写真提供・取材協力/@flr5_8Pmeさん/X(旧Twitter)
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文・構成/雨宮カイ