ギャンブルの強さが知られてきた矢口真里

 元「モーニング娘。」でタレントの矢口真里(41)が、お笑いコンビ「千鳥」がMCを務める「チャンスの時間」(Abematv、4月7日放送)の特別企画「第3回 大パチンコ大会」で優勝し話題となっている。

 同企画は矢口や番組MCの「千鳥」の2人のほか、前回王者のモデルの藤田ニコルやロックバンド「GLAY」のHISASHI、「鬼越トマホーク」の金ちゃん、「相席スタート」の山添寛、芸人の岡野陽一らパチンコ好きの芸能人が“芸能界ナンバー1”の称号かけて完全自腹の出玉対決を行うというもの。

 パチンコ歴17年という矢口は慣れた手つきでパチンコに興じ、岡野と“カップル打ち”にも挑戦するなど、番組を盛り上げつつ見事に優勝を果たした。

 矢口といえば、2013年に不倫騒動で世間を大きく騒がせた。現在は夫となった元モデルの男性と不倫中に前夫が帰宅し、不倫男性と夫が自宅で鉢合わせとなった“クロゼット不倫”騒動で芸能活動を自粛。騒動以降、地上波の番組出演は減少傾向にあるが、パチンコも含めた“ギャンブル強者“として最近は注目度が増しているという。

 バラエティー番組を手掛ける放送作家は語る。

「実は矢口さんは、昨年1〜3月、東京シティ競馬(TCK)が展開している公式YouTubeライブ番組『ウマきゅん』の馬券大会でも、名だたる競馬好き有名人や競馬予想家などを抑えて、馬券回収率1位で優勝を果たしているんです。ギャンブル好き界隈では『芸能界ナンバー1ギャンブラー』『名うての女勝負師』として注目を集めています」

矢口真里

■今は再婚して2児のママ

 ここにきて再び存在感を増している矢口だが、その理由はギャンブルの腕だけではないという。

「『チャンスの時間』にしろ、『ウマきゅん』にしろ、かつて活躍していた地上波の民放キー局のゴールデン帯の人気番組に比べればギャラは高くはない。それでも、常に全力投球で番組を盛り上げようとしますし、そのトーク力や立ち振る舞い、場の空気を読む力は共演者やスタッフからも一目置かれています。テレビ業界やラジオ業界、芸能界にはギャンブル好きが多く、自然と矢口さんの活躍を目にする者もいて、業界内ではそのタレントスキルを再評価する声も出ているんです」(前出の放送作家)

 そもそも、矢口は国民的アイドルグループとして人気を集めていた「モー娘」の3代目リーダーだった05年に小栗旬との熱愛スキャンダルを写真誌に報じられてグループを脱退。

 その後は仕事が激減して暗黒時代が続くが、約4年後にフジテレビ系クイズバラエティー番組「クイズ!ヘキサゴンII」の“ヘキサゴンファミリー”として再ブレークを果たした過去を持つ。

「浮き沈みが激しく再浮上が難しいと言われる芸能界において、すでにその定説を覆した実績もありますし、卓越したタレントスキルは健在。あの不倫騒動から10年以上がたち、今は再婚して2児のママになっていますからね。最近は地上波の番組でも、ゲスト出演という形ではありますが、その姿を見る機会がありますし、今後さらに露出を増やす可能性もあるでしょう」(同放送作家)

 果たして、3度目のブレークはあるか――。

(立花茂)