3月8日に発売となったアディダスゴルフのフラッグシップシューズ「ツアー360 24」(メンズがシューレースモデル、BOAモデルともに3万3000円・税込み、ウィメンズが2万8600円・税込み)。発売前日である3月7日に、様々なジャンルとトップアスリートとメディアを集めたラウンドイベントが開催されました。

「足のバランスをキレイに使える」(杉本エリック)

 3月8日に発売となったアディダスゴルフのフラッグシップシューズ「ツアー360 24」(メンズがシューレースモデル、BOAモデルともに3万3000円・税込み、ウィメンズが2万8600円・税込み)。発売前日である3月7日に、様々なジャンルとトップアスリートとメディアを集めたローンチイベントが開催されました。

 イベントに参加したアスリートは契約プロの杉本エリックを始め、サッカー界からは石川直宏さん、ハーフナー・マイクさん、田中隼磨さんという豪華な3人。さらにスケート界から小塚崇彦さんと高木菜那さんという2人のオリンピアン、ラグビー界からは大畑大介さんという面々でした。

イベントに参加したアスリートの面々(左から大畑大介さん、小塚崇彦さん、田中隼磨さん、高木菜那さん、杉本エリック、石川直宏さん、ハーフナー・マイクさん)
イベントに参加したアスリートの面々(左から大畑大介さん、小塚崇彦さん、田中隼磨さん、高木菜那さん、杉本エリック、石川直宏さん、ハーフナー・マイクさん)

 2年ぶりのモデルチェンジとなったアディダスゴルフのフラッグシップシューズである「ツアー360 24」は、前作から外見が大きくチェンジ。前作で採用されていたバスケシューズに近い木型からゴルフシューズ用に戻したことで、よりスタイリッシュな見た目になっていました。さらにカカトとツマ先のクッショニング素材をつなぐ中足部には、トルク制御機能も備えた橋のような特殊パーツである「トルションブリッジ」、アディダス定番のクッショニング材「BOOST」もカカト部にアップデート版の「JETBOOST(ジェットブースト)」を採用するなど、細部にわたりアップデートが施されていました。

 契約プロの杉本エリックも「足へのフィット感がよくて、履いている間にどんどんなじんでくれますね。どんなライからでも常に同じような感覚で立つことができるので、足のバランスをキレイに使える感覚あります。僕はスイングで少し右に体重が流れる傾向があるのですが、ツアー360だとスイング中のブレがなく軸が安定してくれます」と安定感を絶賛。

 ラウンドを通しての疲労感についても、「他のモデルと比較すると少し重いのですが、フィット感が優れているので疲れる感覚はまったくありませんね。足全体がラップされているので、靴の中で不要な動きがなく地面をキレイにつかめているのが分かります」と、疲れにくいだけじゃなくバランスよくスイングできるのがいいと回答してくれました。

 フィギュアスケーターの小塚崇彦さんも、「僕たちはコースの様々な所へボールが行ってしまい、平らじゃないライから打つことが多いじゃないですか。でも、そんな傾斜しているライでもバランスよく立てて、しっかり地面をつかんでくれる感覚がありました。オーダーメイドで作ったシューズのように、かけたい部分に力をかけられるのがよかったです。足元が安定してくれるので、自分のイメージどおりに体をコントロールできました」と、スケートシューズのような高いフィット感があるとコメント。

どんな体勢でも足にフィットしてくれる感覚があり、靴ズレなどの心配はなさそうな「ツアー360 24」
どんな体勢でも足にフィットしてくれる感覚があり、靴ズレなどの心配はなさそうな「ツアー360 24」

 今回参加した他のアスリートも、前作からさらに進化したフィット感を絶賛していました。

 前作である「ツアー360 22」を愛用していた記者も最新作を履いて18ホールラウンドさせてもらいました。前作で採用されていた「スパイクモア」という高いグリップ性能があったアウトソールが非常に気に入っていたので、通常のスパイクに戻った今作にちょっと不安があったのですが杞憂でした。記者のヘタクソなスイングでも足元がブレることは一切なく、下半身は非常に安定していました。

 会場となった太平洋クラブ成田コースには比較的タイトなホールもあったのですが、足元が安定しているおかげで曲がり幅が抑えられOBにならずに済んだ場面も何度かあった気がします。スパイクレスシューズでラウンドする機会も多くなってきていたのですが、やはりスイング中の安定感はソフトスパイクがいいと再認識できました。

 ティーショットでフィニッシュが崩れてしまう人や傾斜地からのアプローチが安定しない人は、一度「ツアー360 24」を試してみる価値があると思いました。

e!Golf編集部