伊藤沙莉が主人公・猪爪寅子を演じるNHKの連続テレビ小説 第5週の見どころ

 俳優の伊藤沙莉が、主人公・猪爪寅子を演じるNHKの連続テレビ小説『虎に翼』(月〜土曜、午前8時)。第4週は、猪爪家に検察が押しかけ、寅子の父・直言(岡部たかし)が贈賄で逮捕される展開が描かれた。直言の逮捕はほんの皮切りに過ぎず、世間を大きく揺るがす大汚職事件「共亜事件」として事態が悪くなっていく流れだった。29日から始まる第5週はどんな展開になるのか。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 NHKによると、父・直言らが贈収賄の容疑で逮捕された「共亜事件」が世間の注目を集めたことで大学に行けずにいた寅子だったが、花岡(岩田剛典)の助けにより、再び大学に戻るという。穂高(小林薫)が直言の弁護を引き受けてくれることになり安どする猪爪家の面々。しかし肝心の直言が自身の無実を認めようとしない。直言の言葉を信じられない寅子は花岡たちと共に予審の膨大な資料を書き写し、調書内容をひとつずつ確認し始める。なかなか成果が上がらない中、寅子は証拠になりうる「重要なもの」の存在に気付く。

 父の逮捕というショッキングな展開の中、弁護士を目指す寅子の資質も注目と期待される第5週となりそうだ。寅子が気付いた「重要なもの」が気になるが、その前に直言が自身の無実を認めようとしない理由も気になる。ストーリーに引き込まれ、心を揺さぶられる展開を期待したい。

 物語は日本で初めて法曹界に飛び込んだ女性の実話に基づく骨太なストーリーを追いながら、事件や裁判が見事に解決される爽快感も味わえるリーガルエンターテインメント。ENCOUNT編集部