蒔田彩珠とW主演を務めた映画『ハピネス』の舞台あいさつ

 俳優の窪塚愛流が30日、都内で行われた映画『ハピネス』(5月17日公開)完成披露試写会&舞台あいさつに出席。共にダブル主演を務めた蒔田彩珠、俳優として本作に出演したシンガー・ソングライターの山崎まさよしらと本作にまつわるエピソードを披露した。

 同作は、嶽本野ばら氏による同名小説が原作。心臓の病気のため、医者から余命1週間と告げられた高校2年生の由茉(蒔田)と、突然の告白に戸惑いながらも、彼女との幸せな日々を一緒に作りあげることに協力する恋人・雪夫(窪塚)のラブストーリーを描く。

 20歳の窪塚は今作が映画初主演作品。大歓声に迎えられステージに立つと、「この作品は僕が19歳の時に撮影したのですが、当時の自分のすべてを注ぎ込んだ作品になっています」とアピールした。

 かけがえのない奇跡のような出会いを描いた物語にちなんで、登壇者が自分の人生を変えるような奇跡の出会いに関するエピソードを披露し、窪塚は「14歳のときに妹ができました。それが一番ですね」とコメント。「最近、面白いことを言うようになった。挫折しそうなとき、妹が書いてくれた手紙があって、見ると元気がもらえる。自分をお兄ちゃんにさせてくれてありがとう」と感謝した。

 妹がすでに本作を見ていることを説明すると、「今朝、母親から『ちょっと蒔田さんに嫉妬したっぽい』と(メッセージが)送られてきた」と明かして笑顔に。「手紙で妹のコメントがめっちゃかわいいんですけど、『アル(愛流)にふさわしいのは私』と書かれていた」とうれしそうに語った。

 本作の公開に向けては、「この作品は人生で初めて主演を務めた映画。それぞれの人生を豊かにしていただけたら、自分たちは幸せです」と願いを込め、「この映画を最後まで目に焼き付けていただけたらうれしいです」とメッセージを送っていた。

 イベントには、橋本愛、篠原哲雄監督も参加した。ENCOUNT編集部