「感謝しているから、そういうことがあるから、この感情がわくのかなと」

 7人組ダンス&ボーカルグループ・GENERATIONSおよびEXILEメンバーの関口メンディーが1日、都内のホテルで、グループ卒業と株式会社LDH JAPAN退社に関する記者会見に臨んだ。GENERATONSメンバー7人全員が出席し、仲間の卒業について生々しい心境を明かした。

 会見には、GENERATONSの白濱亜嵐、片寄涼太、語学留学から一時帰国した数原龍友、小森隼、佐野玲於、中務裕太が壇上に上がった。

 会見場でメンバーたちが明かしたところによると、メンディーは2022年に卒業の意向をメンバーに打ち明けた。何度も協議を重ね、メンバーたちは引き留めた。一方で、世界を視野に入れたエンターテイナーになりたいというメンディーの熱い思いを受け入れ、今回の卒業発表に至ったという。

 中務は自身の思いをありのままに語った。「メンディー君の話を聞いて最初は寂しいなという気持ちでした。そのあとメンバーたちと話していく中で、納得できないという感情がわきました。今はめっちゃ怒ってます、正直。ムカついています。なんでこの感情が湧くのかなと考えた時に、メンディー君のことが大好きですし、これまでにメンディー君に助けられました。メンディー君のおかげでたくさんの出会いがありました。感謝しているから、そういうことがあるから、この感情が湧くのかなと。メンディー君にはこれからの活動で僕を納得させてほしいですし、もしGENERATIONSに戻ってくるとなっても、そのときに僕が納得していなかったらNOと言います。でも本当にメンディー君を応援しますし、仲間として友達として頑張ってほしいなと思います。ファンの思いをメンディー君には忘れないでほしいです」とストレートに語った。

 席上に金屏風が置かれた会見場。黒ジャケット姿で登場したメンディーは「20歳の頃から13年間、お世話になったLDHを卒業することになりました。苦楽を共にしてきたGENERATIONSも同時に卒業します」と改めて報告した。

 そのうえで、「出来の悪い自分を育ててくださったHIROさんをはじめ、スタッフの皆さんに感謝してもしきれません。メンバーは家族と同じぐらいの仲間です。結成当初は最年長だったのですが、ダンスが下手で遅刻をする、そんな自分と一緒に伴走してくれて喝を入れてくれました。生きざまを含めてさまざまなことを教えてくださった先輩方、刺激をくれた後輩たちに感謝しています」と語り、ファンにも感謝の言葉を述べた。

 メンバーの率直な思いに触れて、メンディーは「怒っていること、そう伝えてくれることがうれしかったです。僕も裕太君のことが大好きです。裕太君に納得していただけるように頑張っていきたいと思いました」と受け止めを語った。

 メンディーは米国ニュージャージー州で生まれ、1歳から東京・品川区で生活。高校まで野球に打ち込んでいたが、進学した日本体育大でダンススクールに所属。先輩の紹介でLDHのダンススクール・EXPGに特待生として入校したことが、GENERATIONSメンバーとしてデビューするきっかけになった。2012年にメジャーデビュー。また、グループのバラエティー担当として“イジられ愛されキャラ”を確立した。2024年6月25日をもってグループ卒業と退社する。ENCOUNT編集部