ゴールデンウイークの中盤、5月2日午後0時43分ごろ、「すーさん」さんがいわき市三和町の国道49号を走行していた時でした。

後ろから1台の車がスピードをあげ、対向車線に出て、「すーさん」さんの車を含む車2台を一気に追い越そうとした瞬間の映像です。この時、「すーさん」の車のスピードは時速60キロほど、そして前方を見てぎょっとします。

「このタイミングでいくのか!?」

スピードをあげ、前の車を追い越そうとした瞬間、対向車線にはトラック!急遽、トラックもハンドルを切り、左によけ、追い越した車も左に避け、ことなきを得ました。まさに一瞬の出来事でした。しかし、一歩でも間違っていれば正面衝突…とても危険な瞬間でした。

「正面衝突してトラックが自分の方向に突っ込んで来たら…火災になったら…」

追い越された「すーさん」さん側も、とても大きな恐怖を感じたといいます。

福島県道路交通環境安全推進連絡会議のウェブサイトを確認すると、いわき市三和町の国道49号では、見通しの悪い急カーブ区間などがあり、対向車線へのはみ出しによる、死亡事故が発生しているということで、特に注意して通行する必要がある区間です。

しかし、よくこの区間を走行するという「すーさん」によると、危険な瞬間は度々起きているといいます。

「この区間は特にスピードを出しやすいのでよく追い越されます。大型トラックも追い越しするので本当に危険だと思います。何度も見ているのでその区間の走行は怖いです」

ゴールデンウイークの後半が始まりました。地元の利用者に限らず、今は県内外からの多くの人が道路を利用しています。スピードを落とす、無理な運転はしない、安全運転を徹底しましょう。

一度の事故で人生は一変します。