ゴールデンウイーク後半、4連休初日の3日は絶好のお出かけ日和となりました。県内各地で多くの人が訪れ、松川浦のあの「名物」や浪江町で復活した恒例行事を楽しんでいました。

いよいよ3日から、ゴールデンウイークも後半戦!郡山市の開成山公園では屋台などが並び多くの家族連れで賑わいを見せていました。

■訪れた人(山形県)

「すごい天気も良くて美味しいものも食べて子どもたちも遊べてすごい楽しかったです」

そして、県外から多くの観光客が訪れていたのはー。

■王国屹記者リポート

「気持ちいい潮風が吹く中、こちらのイベントでは多くの人が並んでにぎわっています。少し離れていても、香ばしい匂いがしてきます。」

相馬市の松川浦です。皆さんのお目当ては「カレイ」や「いか」など新鮮な魚介類を炭火で焼き上げた「浜焼き」です。

■訪れた人は(茨城県から)

「美味しい。イカがすごい好きだけど、一番美味しい。」

■訪れた人は(埼玉県から)

父「美味しく食べられていいと思う」母「福島の魚介、美味しいよね」

東日本大震災などで大きな被害を受けた松川浦の旅館や飲食店ですが、「浜焼き」の復活で再び活気を取り戻しつつあるといいます。

■旅館いさみや四代目 若旦那 管野 功さん

「松川浦は自然豊かで美味しいものもいっぱいあって、すごくいいところなので、ぜひ遊びにきて欲しい」

そして、浪江町では14年ぶりの姿もー。

■野尻英恵キャスター

「三日三晩かけて焼き上げた器が丁寧に取り出されていきます。ちゃんと焼けているか、14年ぶりの不安と期待の瞬間です」

300年の歴史を誇る伝統工芸品の「大堀相馬焼」。地区の避難指示が去年3月に解除されたことから、登り窯で焼き上げた作品を披露する「登り窯まつり」が震災と原発事故の後、実に、14年ぶりに開かれました。

■大堀相馬焼協同組合 半谷貞辰理事長

「いい結果が出たっていう風になって組合のみんな喜びに満ち溢れるんではないかと思いますね」

並べられたのは7つの窯元の器や地元の小学生の作品などおよそ800点。恒例行事の復活を待ちわびていた町民の姿もありました。

■浪江町民は

「避難で大変な思いをされた窯元の方たちがそれぞれのところで頑張って、すごく素敵な作品を作ってくださったので、すごいなって思ってます」

作品は「陶芸の杜おおぼり」で5日まで展示され、大堀相馬焼を販売する大せとまつりも同時開催されています。